最近、色々な方から台湾行きを相談されます。
大切な友人や大切な隣国台湾のために、ぜひお役に立ちたいと思いますし、
良い印象を持って帰っていただくことで、台湾を身近に感じていただけたらとも思います。
今回は、台湾に持って行くと役に立つものをいくつか紹介します。
- 台湾は南国なのに寒い?!
- コンビニでの謎の呪文
- テーブルはトレイ代わり?
- 最後は漢字で通じ合う?
1. 台湾は南国なのに寒い?!
台湾と聞くと沖縄よりも南にあるので、さぞ常夏の国のように思うかもしれません。
でも、台北(台湾北部)は、冬でもTシャツ短パンで過ごせるか?というと
そうではありません。
確かに、日中は可能かもしれませんが、
11〜3月頃の朝晩は少しひんやりとします。
しかし、南国であるが故に冬の期間が夏に比べて短く、暖房施設がまずありません。
さらに、夏涼しく過ごすために、床がひんやりとするタイルや、いわゆるタタキのようになっています。
そのため、ホテルでも朝晩は恐ろしく寒い・・・という状況があり得ます。(5星ホテルは除きます)
また、猫空や九份などは標高が高いため、とても冷えます。
ですので、冷え性の方は必ずパッチ(スパッツ)などの保温下着が必要でしょう。
パッチが要らないという方も、
薄手のすぐに羽織れる長袖は必要です。
僕は、いつもユニクロの DRY-EXのフルジップ長袖 を携行しています。
・・・真冬(11〜2月)は更に ウルトラライトダウン も必需品です。冬の凍頂山に宿泊した時は、凍死するかと思いました・・・
こんな感じの重ね着スタイル
逆に夏はとても暑く、直射日光に当たると冗談ではなく死にそうになる程です。
台北市内は軒先が歩道になっていることが多く、日差しをしのげますが
外の観光地(忠烈祠や動物園など)は全く日除けがありません。
そこで、コンパクトな折りたたみ傘(これもユニクロのものが軽いので愛用しています)
を日傘代わりに持つことをオススメします。
これを持っていれば、南国特有の突然の雨にも対応できますので・・・。
また、夏はとても暑いが故に、室内は冷蔵庫かと思うほど冷房が効いています。
ですので、やはり、1年を通して薄手のすぐに羽織れる長袖は必要です。
・・・初めて夏に渡台した際に、Tシャツ短パンのみで挑んで凍え死にそうでした。
寝るとき用に薄手のカットソーやジャージがあれば完璧です。
2. コンビニでの謎の呪文
台北市内は至る所にコンビニがあります。
茶葉蛋や台湾ソーセージなどのローカルフードを手軽に味わえますし
ペットボトルや巨大ヤクルトを買って渇きを癒やすのにも重宝します。
しかし、まだ渡台歴が浅かった頃、レジで必ず言われる謎の呪文が聞き取れず
微笑み返し・・・そして相手に僕が日本人とわかり解放、ということが続きました。
レジの店員さん達が唱える呪文の正体は何かというと、
“(有料の)レジ袋は要りますか?”
と聞いていたのです。
・・・おそらく、
などと言われているかと。( ↑ にリンクで発音聞けるようにしてあります)
とりあえず、“大豆” が聞こえたら
要る:要(ヤオ) 要らない:不要(ブーヤオ)と伝えましょう。
でも、基本、どこに行ってもこの “大豆問題” には遭遇します。
頂好(スーパー)や康是美(ドラッグストア)などのバラマキ土産を買う店も同じです。
そこで、小さな買い物袋を持ち歩くことをオススメします。
レジで商品と一緒に出せば、大豆問題を出されることなく
袋に商品を入れてくれます。節約にもなりますし。
・・・ここで一つ注意・・・
コンビニに売っている巨大ヤクルトを買うときは、質問が変わる可能性があります。
“ストロー要りますか?”
という応用問題が出ます。
袋子(ダイズ)が 吸管(シーグワン)に変わります。
もちろん、欲しい時は 要(ヤオ) と答えましょう。
3. テーブルはトレイ代わり?
ローカルの人達が街の食堂や夜市で食事をしているのを観察していると
まず、束で置いてあったり壁に備え付けてある紙タオルを手にします。
そして、やおらテーブルを拭き始めます。
・・・場合によっては、箸立てからとった箸やレンゲも拭いています。
お茶の師匠に聞いたところ
“肉や魚の骨や貝殻はテーブルに置くからテーブルがいつも油っぽいんだ”
と言ってました。
確かに、骨付きの鶏肉やアサリを食べた後のガラはテーブルに置いています。
当然、テーブルは汚れるので
皆さん汚れている前提で、食事前にキレイにしているということなのでしょう。
ただ、
備え付けの物はほぼ100% カサカサ・ごわごわ です。
拭いても拭いても、おつりが来る感じが否めません。
よくよく見ると、何となく箸立ての周りも油っぽいような・・・
少なくとも手がべたつくのはちょっと・・・
ですので、ウェットティッシュが必要です。
ローカルの人も、ウェットティッシュでテーブルと箸やレンゲを拭いています。
・・・最近は個包装された食器を置いている店も多いですが。
日本のコンビニでよくいただく個包装のウェットティッシュを集めて持って行くと便利です。
それから、
街中でゴミ箱がなかなか見当たりません。
ですので、ちょっとしたゴミを入れて持ち歩けるように
小さなコンビニ袋もあると便利です。・・・大豆問題にも対応できますし。
4. 最後は漢字で通じ合う?
以前の記事にも書きましたが
台湾は繁体字のため、日本の漢字に近く、ほぼ意味がくみ取れます。
中には日本とちょっと意味が違うものもありますが・・・
例えば 下水:鳥モツ なので 下水湯というモツスープがメニューに載ってます
下水のお湯って何?って思いますよね。
看板を眺めて意味を類推するのも楽しいですよ。
最近では英語表記も多く見られるようになってきましたが
当然ながらローカルの方は北京語もしくは台湾語を話します。
なので、英語を話しても、ほぼ通じません。
スタバやおしゃれなカフェなどの学生店員さんやデパートなどでは英語も通じますが
夜市や街の食堂では、ほぼ無理です。
でも、お互い漢字文化の人ですから、筆談で何とかなります。
ですから、紙(メモ帳)とペンは絶対に必要です。
タクシーでは英語は通じません。・・・Taipei Station や Airport ぐらいは通じますけど。
特に注意しなくてはいけないのが
目的地のホテル名を告げる時です。
例えば
台北マリオットホテル の場合、
Taipei Marriott Hotel といっても絶対に通じません。
台湾のホテルは、英語名の他に漢字で表記したホテル名があります。
台北マリオットホテル = 台北萬豪酒店 (ワンハオ チュゥディエン)
リンクの発音を聞いていただけるとわかりますが、もうマリオットのかけらもありません。
必ず、漢字で表記したホテル名を見せましょう。
・・・ほぼ全てのホテルのフロントに、ホテル名と住所を書いた名刺が置いてあります。
それから、意外かもしれませんが、地図を見せても分からないというドライバーもいます。
台北市内はほぼ碁盤の目状に道路が交差しているので
京都や札幌と同じように
交差する2つの通りの名前を告げると分かってもらえます。(もちろん筆談)
・・・住所の表記自体が通りの交差点で表されています(京都のように)
夜市や食堂で注文する際も
注文票がなく、壁際にお品書きを貼っているだけの店の場合、
指さしで伝えるのは困難です。かといって発音は無理・・・。
こんな時も筆談なら通じます。
紙とペンと笑顔さえあれば、きっと何でも乗り越えられます!
絶対に持って行くべきもの6選
- 薄手のすぐに羽織れる長袖
- コンパクトな折りたたみ傘
- 小さな買い物袋
- ウェットティッシュ
- 小さなコンビニ袋(ゴミ袋)
- 紙(メモ帳)とペン
僕のボディーバックの中身はこんな感じです
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