「しらさぎ」で白鷺の湯に浸かる

幼い頃、電車を見るのが好きで

大垣駅周辺の踏切で、よく電車を見ていました。


ちょうど、特急電車の「しらさぎ」が通りかかると興奮したのを覚えています。

そして、行き先表示に「和倉温泉」というのを目にして、

何となく金沢の方の温泉地なんだなぁ・・・と思った記憶があります。


ちょっと前に金沢に出張の機会があり、大垣から「しらさぎ」号に乗った時に

ふとそのことが思い出されました。


ちょっと時間が空いていたので、小さな旅の始まりです。


電車の中で色々調べてみると、

「しらさぎ」号の和倉温泉への直通運転は既になくなっているようでした。

(大阪本面からの「サンダーバード」には一部直通運転のものもあるようです。)

金沢からは「能登かがり火」号に乗り換えます。

一時間弱で終点の和倉温泉駅に到着です。 (¥2.230- 自由席利用)

観光列車の「花嫁のれん」号も運行されていますが、当日は運休日で乗ることができませんでした。

残念・・・。

目の前が温泉地・・・ではなく、歩くにも1kmほどはあるので

今回はバスを利用することに。


駅に隣接する観光案内所でバス停の場所を聞き

駅前ロータリーの右手にあるバス停へ。

待つこと10分ほどで和倉温泉行きの路線バスがやってきました。


終点でバスを降り(約6分、¥170-)

バスターミナル右手に、日帰り入浴施設の「総湯」があります。

内湯と露天風呂にサウナもついて¥440- 安いですね。

塩分濃度の高い温泉で、源泉が94℃もあるだけに、身体の芯まで温まります。


飲泉の説明を読むと・・・たまごを茹でるのには適しません。

ということは、源泉なら茹でられるということ??


というわけで、源泉を探しに出掛けました。


源泉は加賀屋さんの隣とのことなので、総湯から歩くこと5分

広場に湯気の立ち上る一角を見つけました。

白鷺の湯の源泉です。

先客が既にゆで卵を作っていました。


手ぶらで来たので・・・生卵を手に入れないと・・・と思っていると、

目の前の土産物屋さんに卵が置いてあるのを発見!

しかも1個から売ってもらえ、ちゃんとネットにも入れてくれます。



生卵3つを購入して、いざ投入。

15分でできあがりました。


流石に出来たては熱かったので、来た道を戻り、帰りの電車へ。

電車の中での美味しいおやつでした。

若干早めだったのか、まだ柔らかい部分もありましたが

温泉の塩分が浸みて、ちょうど良い塩味。

とても美味しかったです。


11時過ぎに金沢を出て、17時には戻って来ました。

(11時23分 金沢発、 15時20分 和倉温泉発)

18時からの金沢での仕事に充分間に合いました。

・・・しかも肌ツルツルで。


「しらさぎ」号に乗って思いついた、白鷺の湯の旅でした。

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旅、食、手芸、家といった視点から 日々の生活に彩りと豊かさを感じられるようなエッセンスを紹介して行けたらと考えています。